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返還義務の無い奨学金

 企業が母体の奨学金財団があり、大学を通じて申し込みをすることができます。 これらは返還義務がない、無償の奨学金である場合があります。

 私の友人の一人は月に8万円の支給を受けて、返還義務無しというものすごくうれしい奨学金をもらっていました。 特に成績優秀である必要はなく、最初に大学で奨学金の説明会に参加して、ちょっとした面接を受けただけだと言っていました。 ダメ元で面接を受けるだけで月収8万円を確保できるならおいしいものですね。

 まあその友人はすべてお酒に使ってしまったのですが・・・(笑)

 国立大学なら授業料は年間53万円程度ですので、これだけの奨学金がもらえればお釣りが出るほどですね。 同じ財団から奨学金を受けている他大学の学生と仲良くなったり、 その財団の母体である会社の人と仲良くなったりして、就活にもうまく働くことがあるようです。

 私は授業料免除を受けていたので奨学金をもらうという発想は全くなかったのですが、 免除を受けるより月8万円もらっていたほうが断然オトクでしたね。ちょっと損をした気分です。

 

企業のメリット

 返還義務のない、無償の奨学金を払う企業は何のメリットがあって行っているのでしょうか。

 私は当時「奨学金をもらっている人を入社させるつもりなのかな」と思っていましたが、 そうではありませんでした。その友人は公務員になりました。「うちに入社しろ!」という圧力もなかったそうです。 ますます不思議になっていきます。

 自社にメリットのない慈善事業をしているほど企業に余裕はないはずです。 そんなお金を払うくらいなら社員の給料を100円でもアップしたほうがいいはずです。

 しかしついに私はその答えを得ることが出来ました。

 「寄付金減税(寄付金控除)」という制度があるのです。 企業はお金を寄付することで、法人税を下げてもらえるのです。 社員の給料を上げるより、接待で使ってしまうよりよっぽどもうかるお金の使い方が、寄付なのです。

 例えば三菱UFJ信託奨学財団は、無償の奨学金を給付している団体ですが、 そのお金は三菱UFJ信託銀行の寄付金によってまかなわれています。

 アメリカでは寄付金減税は一般的で、お金持ちになったら寄付をするのが当たり前の社会です。 日本でも寄付金減税の制度がありますので、こういう返還義務のない奨学金という制度が成り立つのです。

 

返還義務のない奨学金をもらうには?

 入学したらすぐに大学の学生センターに行きましょう。 学生の支払うお金のことはすべて学生センター(学生課)が取り扱っています。 そこへ行けば奨学金制度について教えてくれたり、奨学金の説明会の案内が貼ってあったりします。

 実は大学にはこういった奨学金だけでなく、「成績優秀者に20万円を支給」というような奨学金もあります。 意外と知られていない制度なので、いい成績を取りやすい一般教養でSやA、優や秀を取って申請してみると、 奨学金がもらえてしまったりします。

 私の友人でも2人申請して、2人とも20万円の給付を受けていました。 私も早く知っておけば申請したのに、情報格差がありましたね。残念です。